転勤で来た街がさみしい、を抜けるまで
道外から札幌に移ってきて / FrienMee 北林
転勤や移住で知らない街に来た人なら、たぶん分かってもらえると思います。日中は仕事があるからいい。問題は、夜と休日です。誰にも会わない週末が続くと、自分が透明になったような感覚になる。僕も最初の数ヶ月はそうでした。
さみしさは「性格」じゃなくて「状況」
まず楽になったのは、これは自分が暗いからじゃない、と気づいたとき。前の街には、何年もかけて積み上げた人間関係があった。それを全部置いてきて、ゼロから。さみしくて当たり前です。落ち込む必要はなくて、ただ関係をもう一度ゼロから積み直すフェーズにいるだけ。
やってみて効いたこと
効いたのは、とにかく「同じ場所にくり返し行く」こと。行きつけのカフェを作る、週1の習いごとに通う。一回で友達はできないけど、3回目くらいに店員さんや常連と二言三言かわすようになると、街に自分の足跡がつき始める。その小さい積み重ねが、思っていたより効きました。
もう一つは、同じ「来たばかり」の人と話すこと。地元の人にはピンとこない「実家が遠い」「雪が不安」みたいな話が、移住者同士だと一瞬で通じる。境遇が近いだけで、こんなに楽なのかと思いました。
半年たって思うこと
劇的に友達が増えたわけじゃないです。でも、行けば誰かいる場所がいくつかできて、街が「知らない場所」から「自分の場所」に少しずつ変わった。さみしさは消すものというより、薄めていくもの。順番としては、深い友達より先に、ゆるい知り合いを増やすのが近道でした。
FrienMee について
この「来たばかりの夜のさみしさ」を自分が知っているから、FrienMee を作りました。札幌で毎週木曜、知らない4〜5人とごはんを囲む会です。移住・転勤で来た人が、最初の知り合いを作るきっかけになれたら、と思っています。
